第1回グランプリ受賞作品

  2013年7月月間賞受賞作品

『あゝ、神さま』

窪 貴士

青海島

2013/7/13

長門市青海島にあるダイビングスポットでの1枚です。午後になると、洞窟内に光が差し込んできれいです。


 <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 偶然なのかダイバーとカメラマンとの呼吸がピッタリで、この瞬間を捉えたカメラマンの意図を感じる。まるで演出したかのごとく表現されている。

【安森 信】
 青い海の島を連想させる写真。光の具合が素敵でここに行って写真を撮ってみたくなりました。


  2013年8月月間賞受賞作品

『冬の掛渕川』

西岡 達也

長門市油谷掛渕

2012/12/13

冬の掛渕川です。
  <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 S字型の構図が静の作品に動きを与えている。また一羽のカラスがよりそれを強調している。淡い色調がより、ノスタルジアをかもしだしている。大正時代の絵ハガキのイメージを感じる。

【安森 信】
 長門に住む私もハッとさせられた写真。この風景をこの目で見たいと思いました。


  2013年9月月間賞受賞作品

『けあらしと漁船』

西岡 達也

油谷掛渕

2012/12/13

冬のけあらしの中、漁へ向かう漁船です。
 <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 一見、モノクロ風だけど、赤みをうっすらと見せるところがにくい。色彩感覚と構成に非凡さを感じます。

【安森 信】
 海にも色々な顔があるという事を感じさせてくれると共に漁師の方に感謝させられました。


  2013年10月月間賞受賞作品

『夕日射す棚田』

小嶋 睦治

長門市後畑

2013/07/20

田植時期、全国的に高齢化に伴う農山村の後継者不足の波が、山口県にも伝播して久しい。日本棚田100選にも選ばれた長門市後畑の田植時期の棚田を、次世代に継ぐ一助になればと思って撮った一枚である。 
  <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 棚田に関する作品は似たような作品を多く見ていたが、この作品は力強い作品。自然界の力強さを感じさせる作品である。
 棚田というと決まって漁り火とか月に照らされた反射の作品が多い中で、これは幻想的で異色だ。

【安森 信】
 いつも見る棚田の風景だが、手前の田んぼを照らす光と奥にある雲の切れ目から射す光が幻想的な世界を演出している。


  2013年11月月間賞受賞作品

『放り神輿』

森田 宏昭

長門市三隅

2013/10/26

田頭御神幸祭り。三隅八幡様の夏祭りです。放り神輿は全国でも珍しい祭りです。各家々を回り、その都度掛け声に合わせて最初は右へ左とまわします。次に掛け声を上げ、三度四度と放り上げ次に進みます。 
  <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 一瞬、ストップモーションがかかり、画像としては止まっているが、逆に動きを感じる。
 画面としてはモノトーンに支配された作品であるが、神輿を中心に並ぶ顔が暖色系でまとまっているのが、色感効果として、眼がそこに集中する。画面的効果は抜群である。

【安森 信】
 他の地域にはあまりなく珍しい文化だと思います。
 神輿を放る皆さんが一体となっている一瞬が良く写されています。


  2013年12月月間賞受賞作品

『墨絵の青海島』

森田 宏昭

青海島

2011/01/16

一月、季節風が吹き荒れる日、かもめも飛べない程の北風、この岩をも洗う大波、寒さに震えながらスローシャッターで墨絵ふうにしました。 



 <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 まるで水墨画のような作品である。作者は自分のイメージに向かって撮りきったように思える。
 まずこの作品からはあの激しい波の音はまるで聞こえてこない。むしろ、静寂さを感じる。また、まるでアルプスの一部を切り取ったような大きさを感じる。作者の狙いは静寂と大きさ(スケール)であり、最初に得たイメージを見事に貫いている。表現とは、イメージありきでスタートする。

【安森 信】
 岩にかかる白波がまるで雲のようで、中国の水墨画を連想させる作品。
 この写真を見た人たちが、この地に来て同じように撮影してみたくなるのではないでしょうか。力作です。


  2014年1月月間賞受賞作品

『桟敷の舞い』

辰川 泰明

東深川 赤崎神社楽桟敷

2013/09/10

赤崎まつりの月の前の伶楽。桟敷での舞いを手前から撮影しました。
  <審査員の講評>

【尾崎眞吾】
 赤崎まつりは長門では伝統的な祭りの一つである。この桟敷は江戸時代からの産物である。野外劇場として歴史的にも訪れてよい場所である。長門を広く知ってもらう意味でも、評価できる一枚として取り上げた。手前から遠景まで点在する人物、この一枚の中にしっかりと近・中・遠の人物像、なにより良いのは広さ、空間を感ずる。私もこの広さには「こんなに広かったっけ」と思うほどである。

【安森 信】
 脈々と受け継がれてきた伝統文化が誇張されず、見た目のまま写し出されているところが良いと思う。

このページのトップへ